句の後ろは、句会での題詠となります。
ビールなら二本と医者のお節介 お節介
困ったら来いと酔ってる時ばかり 親切
型通りワインに低い鼻を寄せ ワイン
あのビール券は醤油に替えました 券
塩豆で飲む頃酒が強かった 豆
あの人の酔った証拠のさあ殺せ 騒ぐ
酔わずに帰ると体調を聞かれ はてな
あの客が来るとお猪口が一つ減り 盃
うちにでもビールは冷えているんです 酒
飲めないじゃないが酒乱の父を持ち 理由
酒蔵の窓酒の名の山が見え いい感じ
仲裁の方がよっぽど酔っている 酒
本数で責めるな妻よ中壜だ 数字
まだ妻にもの言えるほど酔ってない 半端
表面張力が起きるまで注がせ すれすれ
噛みしめるスルメ悔しい酒に合い 堅い
口下手なもんか飲ませてみてごらん 口下手
まだ飲むと言うから妻は寝てしまい 限度
軍歌さえ歌わなきゃいいお酒なの 歌う
注ぎながら妻がまた言う血糖値 うるさい
酒の出る時間質疑は打ち切られ あつさり
致死量が酒にあるのかまた試し 訓練
消防のホースの手つき妻の酌 両手
飲めないんですかと女それっきり 下戸
明日から禁酒するから注ぎなさい 決意
どの辺で酒乱になるか注いでみる 酒癖
捨てたとも言えずアロエ酒また貰い 手作り
謝っておけば夕餉に酒が出る 作戦
妻の酌注ぐというより空けている 気短
お酌しますと泡ばかり注がれ 真っ白
許せ妻赤提灯が呼んでいる 居酒屋
ああなっちゃお終い酒に呑まれてる 見本
そんなこと酔わないうちに言いなさい 酔う
酔い心地までは試させない試飲 あっさり
第三のビールを妻の酌で飲み 節約