句の後ろは、句会での題詠となります。
褒めるんじゃなかった今日もハンバーグ 食
妻の煮しめも母の黒豆も褒め 初春の膳
セールスは粘るしガスは止めてない 苛苛
鍋の番もうあんたには頼まない ずぼら
破裂したオムレツが乗る妻の皿 オムレツ
お年ですからと控え目に盛られ 理由
昼食は済ましてまいりましたグウ 空腹
面倒な時は考えずにカレー 決断
蒟蒻の刺身を仕方なしに褒め 蒟蒻
味噌汁が辛い妻まだ怒ってる 辛い
マーガリンだけどバターと妻は呼び 不正
留守番のママもお昼はハムサンド 残る
どうでした賞味期限が切れてたの 切れる
出来るんじゃないか妻にもオムライス 評価
ビニールの笹できんとん地割りされ 重箱
缶詰のままかと言うと皿を出し 缶詰
早食いを二時間煮てた妻が責め 料理
弁当をチンサラダまであったかい 熱い
味わってお食べ高かったんだから 高い
胃も慣れて妻のフライにむかつかず 慣れ
有り合わせ食べる昨日もそうだった 続く
蒟蒻のおでん鋭角からガブリ 蒟蒻
歯に海苔が付いてる鏡見てごらん 体裁
白和えは母がと母の客に出し 客
迷い箸するほどでない鉢の数 料理
お客様お帰りになり鍋を掛け 掛ける
配っとかないと割り当て以上食べ 旺盛
田作りを干からびさせて初春が過ぎ 正月
ジャム薄く特技のように妻が塗り ジャム
焼く前の肉の大きさ妻が見せ 未練
給食もカレーだったよお母さん 連続
若いっていいな食べたいだけを食べ 満腹
鯖が燃えるまで何してたのあんた 燃やす
解凍が不足ジャリッとくる刺身 冷たい
どこが蒲焼だ缶詰入りサンマ 缶詰