句の後ろは、句会での題詠となります。
だんじりが毎年壊す軒の角 脆い
選挙区のお祭だから顔を出し 祭
お祭の疲れが年を感じさせ 祭
お神酒所にテナント募集中を借り 借りる
よく聞いてくださいました神輿胼胝 気負い
神楽堂地上げで越した顔も見え 古巣
ひょっとこに似ててお神楽大嫌い 嫌がる
祭壇の前へ首狩り族が置き 祭
流鏑馬の的は柾目がよく通り 目
悪筆が早く取り込む笹飾り 七夕
酉の市行かなくて済む妻と住み 熊手
酉の市昔はもっと寒かった 酉の市
サンタってパパだと知った日の薄目 意外
暮までに直す獅子頭の金歯 歯
輪飾りの買い足しに出る暮の街 外出
仕度考えると正月は嫌い 十二月雑感
貫通のハッパは偉い人を待ち 待つ