句の後ろは、句会での題詠となります。

再婚もジャンボも今年駄目かなあ   弱気

沈んでる女にオジさんの出番    俄然

慰謝料を俺の方こそ貰いたい    払う   

失恋のたび口笛が上手くなり     口笛

もういいと家裁が止めるほど並べ  告げ口

妻だった人に家裁で会釈され    水臭い

もう君は充分知ったさようなら    節目

ざまあみやがれ恋敵もふられ    上機嫌

結婚は無理だよ実は妻が居る    逃げる

貴方とはここから先はオフサイド  離れる

謝っておけば家裁へ駆け込まず 負けるが勝

要するに僕は嫌いと言うんだね  生返事

友達のままでいましょうねとふられ  友達

クッションでぶたれて僕の恋終わる 一段落

失恋を慰めながら手を握り      便乗

ツーショット八つ裂きにして恋終わる 破る

痣がまだ紫のうち行く家裁      紫色

平凡な出会い別れにだけドラマ  もつれる

テーブルが邪魔家裁では引っ掻けず  邪魔

甲斐性があればお前と別れます   甲斐性

民法も家裁も妻の肩を持ち     強いね

円満に別れたいけど金が要る  突き当たる

教えてもいいとも安い別れ方    知恵者

二枚目にふられてうちに来たらしい 決める

今妻と別れるとしていくらかな  見積もり

朝帰りぐらいで別れるのなんの   気短か

早起きをするくらいなら別れます   眠い

出ていけと言うならあんたこそ出てけ 根性

今度の女とも泣かさずに別れ   いい感じ

バツイチになってから良い物分り  気さく

慰謝料の相場をしってからは耐え   時価

切り出すと妻も考えてた離婚    考える

この判を押せばあんたともう他人 さばさば

初恋に破れてうちに来たらしい  こだわる

鏡見てもう再婚は諦める       現実