句の後ろは、句会での題詠となります。
こんなにも物を知ってて裏に住み 雑学
路地を出たとこで女の手を放し 路地
半分が女で俺がなぜもてぬ 分配
女って妻のほかにもいたんだね 変り種
本店がお前あの女は支店 支店
あの人は女の手相しか見ない 論外
妻が冷たいから浮気したんです 理屈
親切なオジさんだけの筈がない 用心
膝送り若い女の方へ詰め 移動
お友達ですか貴女も美しい 序で
妻に済まないなと一瞬は思い 良心
妻帰る前に女を送り出し 順序
戸籍見てごらん私もまだ女 これでも
困ってる若い女を放っとけず 手伝う
この辺の明るさならばまあ美人 光
俺がいい見本あの女はよしな 失敗
あの美女の夫はどんな人だろう 美人
戻ってもいいかい女なら逃げた 古巣
シリコンの胸だけ若い時のまま 揺れる
私にも十九の頃がありました ヤング
世に出してくれた女が疎ましい 無名
鏡見てあたしも捨てたものじゃない 満足
妹も連れて行くけどいいかしら 付き添い
奥様も芝も隣りは美しい 緑色
おふくろと米とを兄貴送りつけ むりやり
爺さんが死んで婆さん若返り さばさば
長老はトイレに近い席を選り 長老
百歳と言われるどうもそうらしい 素直
四捨五入するのはよそう俺の年 端数
これでまだ老人会へ行くともて 生き甲斐
秋晴れの一日孫を預けられ 秋晴れ
誰が可愛い年寄りになるもんか 根性
鏡見て習う可愛いおばあちゃん 訓練
聞かれてもそのたび違う孫の数 忘れる
六十五老人会でお茶を注ぎ 茶